子どものように困らせたい
私は自分の意見を押し通し、愛犬を家族に迎えるまでは、あまり母を困らせたことがない。
私自身が子どもの頃は、感情を押し殺して生きた。今でも記憶に残るいろんなことがあったけれど、それが虐待にあたると知ったのは大人になってから。
今になって思うことは、『グレておけば良かったかも』
私は真面目すぎた。
高校生の頃、家事全般をこなしながら必死に机に向かい、国家資格を取った。
奨学金制度を使うも、家計に回され進学は出来ず、その奨学金は全て自分で返済した。
一時期バイトもやった。自分のお小遣いを稼ぐために。
大人になってからも、ずっと家計を支え続けて、気がつけば精神的にズタボロになっていた。
何のために生きているのか分からなくなった。
そして一度命を捨てた。
心療内科に通院し、カウンセリングを受けたりするうちに分かってきたことは
私は私のために生きることが大切だということ。
だけどそれが中々難しい。
自宅療養になった今、取り敢えず生きているけれど、
母が母であるうちに、子どものように困らせたい。我が儘を言いたい。甘えておきたい。
今日は殆どの家事をこなした。
取り敢えず褒めてもらおう。