生きてる証を残してみる

精神疾患10年目を迎えた私の自由きままに綴る言の葉。日々思ったことや感じたことを残してみることにしました。

兄がしてくれたこと

そもそも、私が発病したきっかけとなったのは、母が勧めた転職だった。
病気のまま、時間だけが過ぎていった。
本来なら働けていた時間。
働いていても、仕事と闘病の両立。
本当に苦しかった。

最近、兄がこう言った。
私が発病したのは母のせいではないか、と。
あながち間違いではないため、何も言えなかった。

そして、兄が起こした行動は……
私が居ない間にそれをそのまま母に話してくれた。
母は酷く自己嫌悪に陥り、
これからの医療費を負担すると言ってくれた。

「ごめんね」
私にはこの言葉しか出てこなかった。
母は
「謝るのはお母さんの方だよ」
そう言ってくれた。

この病気と闘いはじめて、もう10年が過ぎたけれど、とても嬉しい出来事だった。

これからも、暖かい家庭でありたいと強く願う。